こんにちは、歯科衛生士のもんちぃです。
皆さんは鏡を見て、「あれ?なんか歯が黄ばんでる・・・」と感じたことはないですか?
しかし、原因や対策が分からずに放置してしまう事も。
美しい白い歯は清潔感や自信を引き立てることができますが、黄ばんだ歯については、
- 老けて見える
- 不健康そう
- 清潔感がない
- 自身がない印象
などというマイナスなものがほとんどです。
それほど歯が人に与える印象はとても大きいものなんですよね。
この記事では、歯科衛生士として20年の経験を持つ筆者が、
・歯の黄ばみの主な原因
・すぐに始められる効果的な解決法
をわかりやすく解説していきます。
歯が黄ばむ主な原因
1. 飲食物による着色
日々の食事で口にするコーヒーや紅茶、ワイン、カレーなど、色の濃い飲食物は歯に色素を沈着させます。
「ステイン」と呼ばれているものがこれにあたります。
これを外因性の黄ばみと呼びます。
2. 喫煙によるヤニ汚れ
タバコに含まれるタールやニコチンは、歯の表面に頑固な黄ばみを作ります。
また、タバコのヤニは、ステインよりも粘着力が高いのも特徴です。
長年の喫煙習慣は、汚れの蓄積を加速させてしまうので注意が必要です。
3. 加齢による自然な変化
年齢とともにはのエナメル質が薄くなり、内側の象牙質が目立つようになります。
象牙質は黄ばみがかっているため、内因性の黄ばみが進行します。
4. 適切でない歯磨き方法
磨き残しがあるとバイオフィルムとよばれる細菌が蓄積し、歯の表面に汚れが付着します。
毎日のケア不足が黄ばみの原因になることも。
歯の黄ばみの予防・改善する方法
1. 正しい歯磨き習慣を徹底する
- 歯磨き粉の選び方:ホワイトニング成分入りの歯磨き粉を使う。
ただし、研磨剤が強すぎる製品はエナメル質を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
使用頻度は週に1〜2回程度に抑えることをお勧めします。 - 磨き方:歯ブラシを優しく動かし、表面だけでなく歯と歯の間も丁寧にケアします。
2. 定期的な歯科検診を受ける
歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングは、家庭では落とせない頑固な着色汚れを効果的に除去します。
- 専門家のアドバイス:歯科衛生士の手によるクリーニングにより、本来の歯の白さを取り戻せます。
3. ホワイトニング施術を検討する
歯科医院で提供されるホワイトニングは、薬剤を使うことによって本来の歯の色よりもさらに白くできます。
予算やライフスタイルに合った方法を相談してみましょう。
・オフィスホワイトニング:歯科医院で行う高濃度薬剤を使用した施術。即効性がありますが、専門家による管理が重要です。
・ホームホワイトニング:歯科医院で処方されたマウスピ−スを使い、低濃度の薬剤を使用して自宅でご自身のペ−スで行うことができます。
4. 着色しやすい飲食物を意識する
コーヒーや紅茶などの飲み物はストローを使ったり、飲食後には水で口をすすぐことで、着色のリスクを軽減できます。
5. 禁煙を始める
タバコは歯の健康だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼします。
禁煙を始めることで、歯の黄ばみだけでなく歯肉の黒ずみも防ぐことができ、さらに全身の健康改善にもつながります。
注意点:セルフケアのリスクを知ろう
市販のホワイトニング製品やケアにはリスクが伴うことがあります。
例えば、強い研磨剤が含まれている歯磨き粉や重曹を使ったケアは、歯の表面を傷つける可能性があります。
必ず、専門家に相談しながらケアを行いましょう。
まとめ:歯の美しさは毎日のケアから
歯の黄ばみは、生活習慣や加齢など、さまざまな要因によって引き起こされます。
しかし、正しい知識と適切なケアを取り入れれば、改善は可能なのです。
歯科衛生士の視点から、この記事で紹介した方法をぜひ実践してみてください。
デンタルコードノオトでは、これからも歯の健康と美容に役立つ情報を発信していきます。
次回の記事もお楽しみに!